鹿児島旅行記

27日、28日と鹿児島に行って来ました。

1年以上振りの鹿児島。どれくらい変わっているかな、と思っていたら、あまり変わっていませんでした。
高速バスで4時間かけて行きました。朝六時に福岡を発ち、着いたのは10時頃。降りたのは鹿児島の陸の玄関口「鹿児島中央駅」です。

観覧車・昼
これは駅ではなく、駅に隣接する「アミュプラザ」(JRが運営しているらしい)という駅ビルです。
初めて見た時には目がテンになった赤い観覧車も、すっかり鹿児島の景色として馴染んでしまいました(できた当初はあまり好きでははなかったんですけどね)。

群像
駅前には「若き薩摩の群像」があります。↑の写真ではちょうど真ん中にあります。
市のサイトによると「江戸時代の末期に国禁を犯して海外留学を果たし、日本の近代化のために尽力した薩摩藩の青年藩士17人」だそうです。
これが「正確には19人だ!2人足りないぞ!」という論争があったのですが、その後どうなったんだろう……。

それはさておき、中央駅で母方の叔母2人(母は5人姉弟の末っ子です。姉3人、兄1人がいる)と落ち合い、近くでレンタカーを借りて鹿児島一の繁華街である天文館へ向かいました。

天文館
かつては一番栄えていた場所も、今ではだいぶ人が減ってしまいました。中央駅に↑のアミュプラザができたのも大きな要因です。
郊外には大きなショッピングモールが幾つもできていて、商業地が分散している感じ。
写真はアーケードの入り口とその前の交差点です。TVに「天文館」として映し出される映像は、ここを撮影しています。天文館の中心地といった所。車の中から撮りました。
右手前の手すりみたいなものは電停のものです。上には電線も伸びています。

線路・天文館
そうです! 鉄道ファンの方はご存じでしょう。鹿児島市内には市交通局が運営する路面電車(市電)が今も元気に走っているんです。
Wikipediaによると、全国の路面電車の中でも数少ない黒字経営らしいです。料金は均一160円。バスよりお得です(でも私は滅多に利用しませんでした)。
軌道敷に芝生を植える緑化事業は3年前から行っているようです。道路の真ん中をまっすぐ走る緑は目にも優しくて、私も気に入っています。どこか涼しさも感じるんですよね。セメントって特に夏は暑苦しいので。
中央駅の観覧車からは、この緑の軌道敷が綺麗に見渡せるようです。

中央駅前電停
こちらは、中央駅前の電停。線路の周りに花壇もあって、鹿児島の玄関口だからか(?)気合いの入れ方が違います。
車両と一緒に撮りたくて、携帯片手に車両が来るのを待っていました(笑)。

線路
芝生は踏まれるとすぐに弱るとかで、車や人が通る場所には敷かれていません。
偶然ですが、この写真には母校の生徒が写っていました。右端にいる女の子です。ちょっと見えにくいかな。
そう、私もこの制服を着ていたんですよ~。この子はローファーを履いていますが、私の頃は靴はスニーカーが主流でした(卒業後すぐに何故かローファーが主流になっていた)。
はっきり言って、全然可愛くない制服です(笑)。入ってから少し後悔しました(おいおい)。

天文館で用を済ませた後、他の用事のために一人の叔母といったん別れました。
3人で向かったのは、鹿児島港にあるドルフィンポート。公式サイトによると、どうもただ食事や遊びを楽しめる施設ではなく、鹿児島の(例えば食材とか)ものにこだわった施設らしいです。夏は盛大な花火大会が開催されています。
ここで、この付近に住む弟と落ち合いました。夕方からバイトという弟に腹ごしらえをさせようと、昼の一時をとっくに過ぎていましたが、昼食をとることに。
「寿司食いてえ!」という弟のリクエストに応え、回転寿司屋さんに行きました。弟が「評判だ」と言うように、とても美味しかったです。お魚も新鮮でした。

桜島・ドルフィンポート
ドルフィンポートから眺めた桜島です。
この日は少し霞みがかっていたというか、「快晴!」という感じではなかったのですが、結構綺麗に撮れました。

いるか
「ドルフィンポート」という名前の通り、イルカの像(?)やら何やらがあちこちにありました。こちらは「一緒に写真をとろうよ」と書いてあるのですが……

イルカの目
目が怖すぎる!!(笑)
一緒に撮りたくありません!!

弟と別れた後、今回の一番の目的を済ませるために叔母とともに某所へ。
某所で用事を済ませた後(面倒なので某所の用事は省略)、叔母の自宅がある姶良(あいら)町という町へ向かいました。県内の町村で一番人口の多い町です(九州では2番目だそう)。
何を隠そう、姶良町はソフトバンクの川崎宗則ことムネリン……じゃなかった、ムネリンこと川崎宗則選手の出身地なんです。鹿児島からどうやったらあんなイケメンが生まれるのか、鹿児島の永遠の七不思議です。

地理的には、鹿児島市より北のほうになります。
この地図の「A」の場所です(携帯から閲覧の方、見れなかったらごめんなさい)。


大きな地図で見る

その姶良に向かう途中には、大河ドラマ『篤姫』でも話題になった、島津斉彬の別邸「仙巌園(せんがんえん)」(公式サイト)があります。鹿児島では「磯庭園(いそていえん)」という名のほうが馴染みがあります。
その磯庭園の前の国道から眺めた桜島。

桜島・磯
手前に線路が写っていますが、この辺りは海岸線沿いに電車が走っています。上の地図で見ると、南の指宿方面も海岸線を走っているので、桜島と錦江湾を様々な角度から眺めることができます。

下の写真は、姶良方面から眺めた桜島です。桜島は角度によって全然違う姿をしています。

桜島・姶良から
これは姶良で用事を済ませた帰り、夕方の六時頃に撮ったのですが、昼間より空が霞んでいてうまく撮れませんでした。

姶良町-鹿児島間は車で30分ほどです。再び鹿児島市内に戻ってきた頃には、空は夕焼けで染められていました。

ナポリ通り
ここは中央駅前の「ナポリ通り」という通りです。鹿児島市の姉妹都市、ナポリ市にちなんで付けられた名前です。
鹿児島市は「東洋のナポリ」と言われたりするようです。ナポリ市からはヴェスヴィオ火山という山を眺めることができ、その風景が似ているのだとか。
Wikipediaのナポリ市の写真を見ると、確かに似てなくもないです。なんとナポリにも「鹿児島通り(via Kagoshima)」があるんだとか!(ちょっと行ってみたい)
この写真、太陽の縁が円ではなくふにゃふにゃになってしまいました。ちょうど夕陽と中央駅の観覧車が重なっているのですが、ちょっとわかりにくいですね。
夜は観覧車とこのナポリ通りの並木道はライトアップされます。

観覧車・夜
車を返し、中央駅から今度は先ほど別れたもう一人の叔母の家へバスで向かいました。
夜の観覧車です。上にも書いたように、夜になるとライトアップするのですが、バスに乗った時間とライトアップの時間が見事に重なり、ギリギリで撮影できませんでした。残念。。

叔母の家に泊めてもらい、翌朝の9時に鹿児島を発ちました。
強行日程の旅でしたが、懐かしい鹿児島を十分に楽しむことができました。
福岡に帰ってきて、母は「もう福岡のほうがホッとするね」と言っていたのですが、私は鹿児島のほうがホッとできました。
都会の喧噪にちょっと疲れていたので、鹿児島ののんびりした風景(人や物の動きが少ないというか、都会は動きが激しくて気持ちだけでなく目とか頭とかいろいろ疲れてしまうんですね)が少し心地良かったです。また住め、とか言われたらそれは嫌なんだけど(笑)。

写真もたくさん載せてしまいましたね(汗)。携帯の方は見辛かったかもしれません。すみません。あと少しお付き合いください(笑)。

※おまけ・その1

鉄道ファンの皆さん、お待たせしました(?)。市電の写真です。種類はWikipediaで調べましたが、よくわからなかったので間違っているかもしれません。ご了承ください。

市電2100形
2100形です。
鹿児島の市電は(市営バスもなんですが)、車体が広告になった「走る広告」車両が結構多いんです。その中でこういったシンプルなデザインを見るとホッとします。

市電1000形
こちらは1000形。ちょっと現代チックでかっこいいです。

市電7000形
7000形。こっちのほうがかっこいいです。
私はこれが一番好きです。これだけは絶対撮るつもりでいました(笑)。

電車ANA
これが「走る広告」です(車両の種類はわかりませんでした)。
これはANAの広告ですが、基本的に焼酎やさつまあげといった地元企業の広告が多いです。
市電はわからないのですが、市営バスのほうは車内でも広告音声がバンバン流れているんですよね(結構な収入になってるんだろうなあ)。

※おまけ・その2

サーターアンダーギー
叔母の手作りのサーターアンダーギーです。
沖縄のお菓子として有名ですが、文化的には沖縄圏に入る奄美でも食べられています。
ゴーヤも沖縄の野菜として有名ですが、鹿児島では「ニガウリ(ニガゴイと言ったりもする)」として普通に食卓に並ぶんですよ~(ニガウリもきっちりもらって帰ってきました)。

今、このアンダーギーを食べながら書いていました。3個も食べちゃった(笑)。

2 comments to “鹿児島旅行記”
  1. 鹿児島行きお疲れ様でした。約30年前に訪れたのが最後ですが、かなり変わりましたね。観光も薩摩藩が中心でしたが、鹿児島中央駅、大観覧車、大型ショッピングモールなど新しいものへ移りつつありますね。鉄ちゃんな私です!路面電車の型式別の写真は嬉しいおみやげです!新しい路面電車は低床式でインバーター制御方式が採用されていてかなりエコなんですよ。線路の敷石の代わりに芝生というのもイイですね。むやみに車が入って来ることもなく路面電車もスイスイ走れますものね。懐かしさの反面、新しく変わりつつある鹿児島にちょっと驚かされました。

  2. >miyupapaさん
    ありがとうございます。楽しんできました(^^)
    私がちょうど大阪に行っている間に西鹿児島駅が鹿児島中央駅になり、見ない間に駅前が様変わりしていた時はちょっとショックでしたが、それも今や懐かしい風景です(^^;
    天文館では先日三越が閉店し、百貨店は地元の山形屋だけになってしまいました。
    また少しずつ変わっているようです。
    路面電車の写真、喜んで頂けて嬉しいです!
    電車にもエコがあるんですね~。レトロな感じの車両も味があって良いですが、最新式のもかっこよくて好きです。
    ただ鹿児島のは広告が多くて、それが残念なんですよね(>_<)

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