バンクーバー五輪 フィギュアスケート・アイスダンスFD(と雑感)

アイスダンスはCD(コンパルソリーダンス:課題「タンゴ・ロマンチカ」)、OD(オリジナルダンス)は見られる環境にないので観戦できませんでした。FD(フリーダンス)の生中継だけはなんとか見ることが出来たのですが……うーむ。
思い入れのある選手がいなかったというのもあるのですが、GPシリーズ・ファイナルで受けた衝撃を引きずったまま五輪を迎えてしまったというか、ファイナルの1、2位だったカップルがOD終了時点で2、1位となっているのを見て、見る気がちょっと失せてしまいました。

しかし、日本代表のリード組は見たかったですし、好みのカップル探しもしたかったので一応最初から観戦。が、楽しみにしていたグループが変則的な放送によってカットされ見ることできず、競技自体も放送にもやや不満の残るものとなってしまいました。。

リード組の演技はとても良かったです! 以前見た時よりずっと良くなっていました。OD終了時点で16位、最終的に一つ順位を落としてしまいましたが、映画『天使と悪魔』の音楽に乗せて、悪魔(姉キャシー)と天使(弟クリス)の攻防を迫力満点に演じきっていました。
日本勢のこの種目での最高順位は15位で、それを越えることが目標だったようなのですが、残念ながら叶わず。しかし、これからまだまだ伸びそうなので楽しみです。

下位グループはトップグループに比べ技術が足りないが故か、トップのような激しすぎる・恐ろしすぎる・見るに耐えないリフトはなく、演技を純粋に楽しむことができました。
しかし、初見のカップルが多かったので名前を覚えておらず、感想を書くことができません(汗)。

……というわけで、覚えている上位陣の感想を。
見事金メダルに輝いたのはカナダのテッサ・バーチュー/スコット・モイヤー組でした。
まだ20歳と22歳という若い二人。マーラーの『交響曲第5番』にのせて、若いからこそ出せる清楚で美しいスケートを見せてくれたのですが、以前も書いたように、その美しい滑りの中で突然荒々しいリフトをして、一瞬にして気持ちが冷めてしまうという、何とも悲しいプログラム。美しいからこそ余計に残念になってしまうんですよね、あのリフトのおかげで。。
これまた美男美女な二人で、透明感溢れる世界を作り上げていたのに、本当にリフトだけがリフトだけが……。衣装も楽曲もよかっただけに。
それにしても若い!

2位はアメリカのメリル・デービス/チャーリー・ホワイト組。
こちらも割と若いカップル。曲は『オペラ座の怪人』でした。
『オペラ座の怪人』はドラマチックで激しい楽曲なので、激しい演技と合わないこともないのですが……何と言うか、激しかったことしか印象に残りませんでした。「走ってリフトー! 走ってリフトー!」といった感じ。
前にも書いたように、このプログラムにはやっぱり拍手できません。。
でも銀メダル。

3位はロシアのオクサナ・ドムニナ/マキシム・シャバリン組。
このカップルは25歳と28歳のベテランカップル。不調だったようで、滑りに元気がありませんでした。プログラムも微妙で……。
最終滑走のベテランの滑りに期待していたのですが、消化不良といった感じになってしまい、残念。
CDは1位で評判も良かったようなので、CDの演技を見たかったです。。

4位にはトリノ五輪で銀メダルを獲得したアメリカのタニス・ベルビン/ベンジャミン・アゴスト組。
当時はまだ若く、その若さに違和感を覚えて(私の偏見だとは思うのですが)、あまり演技に感動できなかったのを覚えています。
しかし今回のFDではベテランらしくとても落ち着いていました。その中にどこか儚さを感じさせる、何とも言えない雰囲気を醸し出していて、まずはその雰囲気に感動でした。
演技もよかったです。リフトは見た目の美しさ、プログラムを引き立てる要素の一つとして作られていて、とても自然でした。私の好きなダンスでした。
ただ、残念だったのが衣装。びっくりするくらいの美男美女な二人なのだから、もうちょっと彼らの美しさが引き立つようなシンプルな衣装だったらなあ、なんて思いながら見ていました。
本当にきれいでした。

5位はイタリアのフェデリカ・ファイエラ/マッシモ・スカリ組。
29歳と30歳のベテランの二人は、ダンスの楽しさを伝えてくれる演技でした。
リフトは激しくてあれだったんですけど(苦笑)、それ以上に、互いの手を取り合い、楽しそうに滑る姿がとても印象に残りました。私もダンスをやってみたいと思わせてくれる、そんな演技。
曲はニーノ・ロータの『移民』(映画『ゴッドファーザー』の曲のようです。映画は見たことがないんですよね……)。衣装が曲の雰囲気にぴったりで、とってもおしゃれでした。
実際に二人がどのような物語を演じていたのかはわかりませんが、イタリアの風景が目に浮かぶような、心躍る素敵な演技でした。

……と、なんとか覚えている演技はここまで。テレビで見ることができたのは最初のほうのグループと最終グループで、真ん中のグループはごっそり抜けてしまったんですよね。フィギュアの中ではマイナーですし、なかなか全部放送できないようですね。
我が家はBSも見ることが出来ないので、地上波にしか頼れないのが辛いです。。
NHKのオンラインサービスの動画で何組かの演技を視聴できるのですが、なんせ私のPCは音が出ないので、見ても意味がないというか。まあ、見たんですけど(苦笑)。やっぱり音楽がないと楽しくないです。。

そんなわけで、フィギュア王国(だったのに!)ロシアがとうとう金メダルを一つもとることなく終える五輪となってしまいました。
女子シングルではメダル争いができる選手はいないので、結局男子シングルでプルシェンコが獲得した銀と、アイスダンスのドムニナ/シャバリン組の銅の二つ。
過去、ロシアのトップスケーターたちに魅せられてフィギュア好きになった私としては、トップに君臨するロシアスケーターの姿をもっともっと見たいです。トップ争いはできなくとも十分魅力的なスケーターは何人もいますが、やっぱり強いロシアンも見たい!

4年後にはまた勢力図は大きく変わっているんでしょうね。トリノから4年経って、どの種目も大きな変化の中にあって、適当に見ているだけの私でさえ大変に思う時があります。無駄に疲れるというか。
選手たちの気苦労を思うと、素敵な演技を見せてくれることにただただ感謝したくなります。しかも私より若い選手が圧倒的に多いですし(汗)。感心しながら、尊敬しながら見ています。
明日はとうとうフィギュアスケート最後の試合、女子シングルのFSです。みんながんばれ~!!

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