昨日、母と歩いて銭湯に行ったのですが、その銭湯に一度行ったことがあるという母が道をきちんと覚えておらず、随分遠回りをしてしまいました。
しかし、そのおかげで「平尾山荘」という、福岡市の梅の名所の前を偶然通りかかることができました(こういうのをことわざで何と言うんでしたかね、汗)。
そこは公園のようになっていて、園内には梅が咲き誇っていました。今年初の梅にやや興奮して、先を急ぐ母を尻目に梅の写真を撮りまくったのですが…。
家に帰ってから、その「平尾山荘」について調べてみると、どうも野村望東尼(のむらぼうとうに)という幕末の女流歌人の隠荘だったそうで、高杉晋作も匿われた場所だったのだとか!
昨日は梅に夢中になって、その山荘は遠くからちらっと見ただけでした。うーん、山荘も写真に収めれば良かった…。
近所(といってもそんなに近くはない)にこんな歴史建造物があるとは全く知らなかったので、びっくりでした。
機会があったら、山荘の写真も撮りに行きたいと思います(ただ、偶然通りかかった場所なので道がわかるかどうか…)。
今日はその梅の写真をアップしました。
写真を載せるにあたって、何かいいタイトルをつけたくて梅についての言葉を探してみたら、ウィキペディアに別名が記載されていました。
好文木(こうぶんぼく)
春告草(はるつげぐさ)
木の花(このはな)
初名草(はつなぐさ)
香散見草(かざみぐさ)
風待草(かぜまちぐさ)
匂草(においぐさ)
どれも素敵な名前ですが、やはり一番に目に入ったのは「春告草」。
これだ!と思い、この名前をタイトルに入れました。
「春告草」という名のごとく、青空に咲き誇る梅が春の訪れを感じさせます。それが写真から伝わると嬉しいです。
現在でも同人短歌誌の印刷を受けていて、まぁ、花の呼び方が多いのに驚かされます。実際に、万葉集での呼び方やら学術名やら短歌を詠まれる方って辞典レベルの詳しさなので振り回される事もしばしば。
【うめ】って韻は、なんだか、おばあちゃんの名前みたいに聴こえてしまうので、確かに他の呼び方の方がきれいですね。(日本全国の梅さんに恨みはありませんですよ。)
ケータイ撮影との事ですが、接写もきれいに写っていましたね。春なんですねぇ。
あ。大濠公園の夕景色も良かったです。行った事ないけど、名前だけは知ってました。
>メロンぱんちさん
季節や気象に関する言葉などもたくさんあって、もっといろんな言葉を覚えたいと思うこの頃です。
「春告草」
たった3文字で春の風景が目の前に広がるんですよね。素敵な言葉だなあと思いました。
「うめ」は確かにおばあちゃんの名前っぽいですね(笑)。でも可愛いらしい名前の気も。
「うめ」で人名というと、ロッテのキャンディー「小梅」を思い出してしまいます。
久しぶりに買ってみようかな。
大濠公園の写真も見てくださったとのことで、ありがとうございます。
夕暮れ時はどことなく神聖な雰囲気も漂って、お気に入りの場所です。
福岡にいらっしゃる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください!