『ALL BY MYSELF』

今、母が見ているドラマの挿入歌の出だしが『ALL BY MYSELF』という曲に似ていて、久しぶりにその曲を聴きたくなったので聴いてみました。そのついでに、この曲について調べてみたらいろいろと面白いことがわかったので、ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、少しご紹介します。

まずは私が初めて聴いた『ALL BY MYSELF』セリーヌ・ディオン版をお聴きください。

私がこの曲を知ったのは彼女の『FALLING INTO YOU』というアルバムがきっかけです。
セリーヌといえば今やタイタニックの主題歌が代名詞ですが、その前に日本ではドラマ『恋人よ』の主題歌『TO LOVE YOU MORE』で有名になりました(葉加瀬太郎さんがヴァイオリンで参加している)。私もセリーヌに興味を持ったきっかけはこの曲でした。
といってもドラマを見ていたわけではなく、ラジオでたまたま聴いただけでした。その時は誰の何という曲かもわからずに聴いていたので、CDを手に入れるため歌手名と曲名を調べるのに随分苦労した覚えがあります。

……と、これは余談。
『ALL BY MYSELF』はセリーヌ・ディオンの曲ではない、というのは知っていました。ただ誰の曲かは知らなかったので調べてみたところ、エリック・カルメンという男性歌手の曲だということがわかりました。
セリーヌがカバーしたのは1996年ですが、エリック・カルメンが発表したのは1975年。結構昔だったんですね。しかし、美しいメロディは今聴いてもまったく古臭さを感じさせず、セリーヌ以外にもいろんな歌手がカバーしている名曲です。

このエリック・カルメンについてウィキペディアを見てみたら、なんとエリックさんは『ALL BY MYSELF』のモチーフにラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』を使用していたというんです!
あれ、あれ? ラフマニノフの第2番って随分重厚な曲だった気がするけど、と思いさらに調べてみたら、第2番の第2楽章を使ったとのこと。
私の中でラフマニノフの第2番というと第1楽章がとても印象に残っていて、第2楽章と聞いてもいまいちピンときません(汗)。
そこで、Youtubeにて第2楽章を聴いてみました。これ↓

同じ動画を同じように掲載しているブログを見つけたので、同じことをするのはあれなんですが……(汗)。
なるほど、『ALL BY MYSELF』に似ている箇所があります。この曲からあんなに美しいメロディが生まれたんですね。

そして初めて、『ALL BY MYSELF』の歌詞をきちんと読みました。
ただのバラードかと思いきや、思わず自分の身を振り返ってしまう内容でドキッとさせられました。
検索したら、和訳もわんさか出てきます。いろいろ参考にしつつ、意訳してみました。
胸が締め付けられます。。

When I was young
I never needed anyone
And makin’ love was just for fun
Those days are gone

Living alone
I think of all the friends I’ve known
But when I dial the telephone
Nobody’s home

All by myself
Don’t wanna be,all by myself any more
All by myself
Don’t wanna live,all by myself any more

Hard to be sure
Sometimes I feel so insecure
And love so distant and obscure
Remains the cure

All by myself, don’t wanna be
all by myself any more
All by myself, don’t wanna live
All by myself any more

若いときは
一人で生きていけると思ってた
愛しあうこともただの遊びで
そんな日々は、もう過ぎたけど

今は一人で暮らしてる
昔の友達みんなのことを思い出して
電話をかけてみた
でも、誰も出ない

一人きりになりたくない
もうこれ以上
一人きりで生きていきたくない
もうこれ以上

信じることは難しい
不安になることもある
愛は遠くて、曖昧で
でも、愛は救いでもある

一人きりになりたくない
もうこれ以上
一人きりで生きていきたくない
もうこれ以上

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