夕暮れ時の、那珂川の風にあたってきました。
那珂川は福岡市早良区の脊振山系を源流として、福岡市の中心部を流れる川です。
福岡をあまりご存じない方は、中洲を流れている川、と言えばおわかりかも?
今日は、中央区・博多区・南区の接点となる百年橋から始まる、那珂川の遊歩道を歩いてきました。
遊歩道は南のほうに向かって続いています。
百年橋はよく通っているのですが、遊歩道に降りたのは初めてでした。
まず目に付いたのは、川沿いや斜面に咲くシロツメクサ。こんなにまとまって咲いているのを見たのは久しぶりでした。
那珂川を望むように咲いています。
川縁にはいろんな草花が咲いていました。これはとても鮮やかな緑の草。夕陽を浴びて、きれいでした。
百年橋(通り)は、交通量の多い通りです。橋の上を歩いていると車の騒音だったり、排気ガスだったりが気になるのですが、遊歩道に降りて少し歩くと、騒音はすぐに消え、空気も風も変わります。
緑や青空、ちょっとした自然に囲まれます。
そして鳩やスズメ、サギ?などの鳥もたくさんいました。時折気持ちよさそうに水面の上を飛んでいました。
シロツメクサの周辺には蝶も。モンシロチョウかなあ、蝶が舞っている姿も久しぶりに見ました。
遊歩道は、犬の散歩やジョギング、ウォーキングなどをしている人が多かったです。
日が落ちるにつれ、涼しい風が吹く川縁はとても気持ちよく、一人で涼んでいる人も何人か見かけました。
若い子ばかりだったけど、川を見つめて何を思っていたのかな。。
少し歩くと、近くの小学校から子供たちの元気な声が、立ち並ぶマンションから家族の笑い声が響いてきました。
ラフな格好で歩く人たちが多く、地域の生活の一部となっている場所なんだと思いながら、ヨソ者の私は一人、歩いていました。
なかなか立派なマンションばかり。
遊歩道にはところどころに階段があって、川のすぐそばまで降りられるようになっています。
降りてしゃがんでみると、より川の大きさを実感できます。
この遊歩道はそんなに長くはないだろうと思って、仕事帰りに寄ってみたのですが、歩いても歩いてもなかなか終点が見えてきませんでした。
家に帰ってきてから調べてみたところ、結構長いようで、百年橋から番托堰(ばんたくせき)というところまで2.2kmを整備しているようです(福岡市のサイト)。
どこまで続くかわからず、だんだん不安になってきたところに、一般道に上がる階段を発見。「南大橋」という橋のかかった場所でしたが、そこで折り返して帰ってきました。
南大橋は隣にもう一本橋があって(名前わからず)、その間に廃線となったらしい線路?がありました。
手前がその線路らしいものです。気になってちょっと調べてみたのですが、何の線路かよくわかりませんでした。
帰りは、行きとは反対の遊歩道を歩いて帰ってきました。
左右で少し作りが違うので、違った風景を楽しむことができます。ジョギングなどをする時も、行きと帰りで道を帰ると気分転換にもなっていいかもしれないです。
結構歩いたつもりだったんですが、Googleマップで調べてみたら、片道500mも歩いてませんでした(汗)。
今度休日にでもゆっくりと、もっと遠くまで歩いてみたいと思います。
久しぶりに(?)新しい「近場のお気に入り」を見つけることができました。
いつもの風景から一歩、新しい世界に踏み出せたかな。
那珂川沿いは僕も大好きで、遊歩道まで下りたことはないけど、付近の道だったらサイクリングでよく訪れてます。
南大橋の2本の橋の写真、奥の橋が昔の筑肥線の橋です。地下鉄と筑肥線の姪浜以西が直通運転することになって、筑肥線の博多~姪浜間は廃止されたけど、かつての路線跡があちこちに残ってますよ。
>Masahikoさん
奥のほうが廃線となった橋ですか。手前のが線路っぽく見えたのでそうなのかなあと思っていました。あれは何なんだろう(^^;
遊歩道もおすすめですよ~。
博多湾から流れてくる(?)潮の香りがほんのり漂っていて良かったです。
歩いている方たちもリラックスされているので、こちらもゆったりとした気持ちになれます^^