2010年の総括。続いては読書について。
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今年は学生時代以来、本をたくさん読んだ一年となりました。
といっても、多読するタイプではないので全部で11冊ですが(笑)。一ヶ月に1冊も読んでませんね、あはは。
では、読んだ本リスト。読了順です(だいたい合ってると思う)。感想を書いたものはリンクを貼りました。
三島由紀夫 『潮騒』 →感想
加藤周一 『羊の歌』 (ちょこっとした感想とエントリーを書いているときに読んでいた「雪国」についての話)
川端康成 『雪国』 (再読) →感想
川端康成 『千羽鶴』 (再読)
森絵都 『カラフル』 →感想
朝井リョウ 『桐島、部活やめるってよ』 →感想
樋口一葉 『たけくらべ』 (再読)
三島由紀夫 『仮面の告白』 →感想
川端康成 『古都』 (再読) →感想
川端康成 『山の音』 (再読)
東野圭吾 『秘密』
現在:町田康の短編集を読書中。
感想エントリーをざっと読んでみたのですが、加藤周一の『羊の歌』は昨年末から年越しで読んでいたようです。
これ、以前お付き合いしていた方に薦められた本でした。文庫を買ってくれたのもその方です。昨年の秋にはもう別れていたような感じだったんですけどね、なぜ年末になって読もうと思ったのかはちょっとわかりません。
しょっぱい思い出とともにある作品です。
今年の読書で一番大きかったのは、大好きな川端康成の作品を再読したことでしょうか。4冊ですが。
彼の作品は底に「女性」というテーマがあり、女性として生きている間は、何歳になっても読む度に新しい発見・感想を見つけることができるのでないかと思いました。
また来年も読んでみましょうかね。ふふふ。
樋口一葉の『たけくらべ』も再読です。
文体に慣れさえすれば、青春小説として楽しめます。こちらもまた読みたいです。
三島由紀夫はもともと川端さんと懇意にしていたという理由で興味を持った作家です。
彼の作品は以前『金閣寺』に挑戦し、いまいち入り込めなかったのですが、今年の始めに『潮騒』を読んでみました。これが結構面白く、続いて秋に『仮面の告白』を読了。こちらも良かったです。
三島の作品は嫌いではないです。より長い作品にも挑戦してみようかなと思っています。
そして、今年は現代文学も何冊か読みました。
さわやかな読後感と著者の愛情が嬉しくなる、森絵都『カラフル』。
「それがすべて」青春の甘酸っぱさが胸に染みる、朝井リョウ『桐島、部活やめるってよ』
どちらも映画化や書評で話題となっていた作品。楽しく読めました。
ドラマ化で話題となったのは東野圭吾の『秘密』。これはいまいちでした。合わなかったといったところ。
現在は町田康の短編集『権現の踊り子』を読んでいます。
タイトル作品が川端康成文学賞を受賞したというので気になって(また川端繋がり、笑)。もう何年も前から気になっていた作家さんではありましたが。
独特の文体に刺激を受けながら読んでいます。今後も読み続けたい作家になりそうです。
以上、今年の読書のまとめでした。
来年は月に1冊は読めるようにがんばろう(笑)。