福岡市中央区にある小さな梅の名所「平尾山荘」に行ってきました。
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平尾山荘とは…以下をどうぞ(クリックすれば字もばっちり読めます)。
高杉晋作などの勤王の志士を匿っていた野村望東尼(のむらぼうとうに)が住んでいた山荘です。
高杉晋作には個人的にあまり興味がないのですが、幕末好きには外せない名所(?)なんでしょうか。
野村望東尼については福岡市の文化財サイトにも簡単な紹介があります。
平尾山荘がある「平尾」は、天神もある中央区に含まれますが(駅でいうと西鉄天神駅から二駅目になります)、平尾山荘はその平尾の中でも閑静な住宅街にあります。
山荘前の通りです。
写真の左側が山荘です。道路を挟んで右のほうには公園があり、子どもたちが遊ぶ声が響いていました。
入り口。
右奥に見えるのは管理棟です(中は資料展示室になっているらしい)。
その隣に望東尼の草庵があります。
こちらが草庵。
質素で小さな家はなるほど、隠居にぴったりかも?
これは当時のものではなく、後に再建されたもののようです。
草庵の裏にあった井戸。
今は使用されていないようですが、高杉晋作もこの井戸の水を飲んだのでしょうか。
うき雲の かかるもよしや もののふの 大和心の かずにいりなば
だそうです。
梅はほぼ満開の木もありましたが、ほとんど蕾のものも。公園全体を見ると、まだこれからといった感じです。
梅は剪定をするんですよね。時期や方法は知らないのですが、毎年新しい枝を見ることができます。
今日はそのまだ新しい枝に咲いた花を撮ってみました(最初の紅梅も)。枝が若いと花も若々しく見えるのは気のせいでしょうか?(笑)
通り沿いの梅は結構咲いていて、木の下を通るとふわっと香ります。
来週もちょっと様子を見に行ってみようかなあと思います。
こんばんは。
記事の中にある「ぼうとうに」、わたしもそのように覚えていましたが、写真での説明では「もとに」とありますね。 気になります。
山梨県の郷土料理に「にぼうとう」というものがあり、あ~、でも止めておきましょう。 オヤジ(実際はおじいさん)ギャグっていわれちゃう。 でも、毎日洒落を考えて暮らしているんです。
ひとつ言えば、これは洒落であって、ギャグという言葉は当て嵌まらないと考えます。
下関に住んでいたことがあります。 家の近所に高杉の銅像がありました(と思います)
>iwamotoさん
お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
「望東尼」の呼び名、私も気になっていたのでネットでざっと調べてみたのですが、彼女の本名が「もと」という名前なので、そこから「もとに」と呼ぶのではないかという説があるようです(彼女が流罪で送られた糸島市のサイトにありました→http://www.city.itoshima.lg.jp/soshiki/24/motoniireisai.html)。
サイトによっては「もとに」を先に書き、「ぼうとうにともいう」と付け加えているところもあります。
また、司馬遼太郎の『世に棲む日日』では「もとに」とされている、という記述も見かけました。
個人的には「もとに」のほうが響きがいいかな、と思うのですが。。
当時はどのように呼ばれていたのか、気になりますね。