2011年6月に鑑賞した映画

6月の映画鑑賞記録。

6月は、劇場で7本、試写会が1本、アジアフォーカスの出前映画祭2本、の計10本の映画を鑑賞しました。

鑑賞順です。
( )内は個人的な満足度。★5で満点。
※は鑑賞日と鑑賞劇場。

『孫文の義士団』 (★★)
『マイ・バック・ページ』 (★★★)
『生き残るための3つの取引』 (★★★★)
『カティの幸せ』 (★★★)
『奇跡』 (★★★★)
『キッズ・オールライト』 (★★)
『マイティ・ソー』 (★★★)
『あなたの初恋探します』 (★★★★)
『至上の掟』 (★★★)
『ブラック・スワン』 (★★★★)

『孫文の義士団』 (★★)
(2010年/中国=香港)
アクションを楽しみにしていたのですが、アクションというか暴力という印象が強く、見てて痛いシーンばかりでした。良かったのは回廊を駆け抜けるシーンくらい。
ストーリーは個々のエピソードに時間を割きすぎのように感じました。物語もアクションも楽しめず、がっかり。

※6月3日、KBCシネマ

『マイ・バック・ページ』 (★★★)
(2011年/日本)
序盤から空しさが募り、最後には溜息。つまらなかったわけじゃないし、退屈もしなかったし、飽きもしなかったけど、楽しかったとは言えないし、どこが良かったかというと答えに困る作品でした。
問題は構成かと。松山ケンイチ演じる梅山のパートは序盤から必要だったのか。
彼の素性が最初から明かされてしまっているために、妻夫木聡演じる沢田が彼にのめり込む理由がわからず、沢田個人が感じているほどこちらには緊張感は伝わってこず。
劇中の二人とそう年は変わらない私は、愚かで痛くて情けなくてどうしようもない「若さ」を見せられて、戸惑ったのでした。

※6月10日、UCキャナルシティ13

『生き残るための3つの取引』 (★★★★)
(2010年/韓国)
これは期待以上。
救いようのない話ながら、きっちりとエンタメ作品に仕上がっていて最初から最後まで楽しめました。
警察と検察の腐敗を描いていて、その腐敗っぷりに思わず「ありえねー!」と叫びたくなるほど。出てくる人がことごとく悪人ばかりで、もうどうしようもないです。
でも面白いです。
俳優の演技から音楽から、とにかく過剰というか派手なんですが、そのダイナミックさと勢いにやられました。

※6月13日、T・ジョイ博多

『カティの幸せ』 (★★)
(2009年/タイ)
アジアフォーカス・福岡国際映画祭の出前映画祭で鑑賞。
祖父母と暮らしている少女の成長物語(?)。
主題がぼやけていて、タイの美しい自然と少女の可愛さに癒されただけでした。ちょっと残念。

※6月16日、南市民センター

『奇跡』 (★★★★)
(2011年/日本)
福岡と鹿児島を舞台に、離れ離れになった兄弟が奇跡を信じて行動を起こす、青春ムービー。
この作品については、追々じっくり感想を書く予定。
地元映画なので、冷静には判断できません。でも、そんな映画に出会えたのが嬉しい。

※6月19日、ソラリアシネマ

『キッズ・オールライト』 (★★)
(2010年/アメリカ)
精子提供を受けて子どもを授かったレズビアン夫婦。その子どもたちが大きくなって、精子提供者を探して会ったことから、夫婦と家族の間に危機が訪れるわけですが……。
面白かったのは人間関係のユニークさだけかも。一番残念だったのは、夫婦も子どもたちにも危機を通しての成長が見られなかったこと。
開きかけた新しい世界への扉を自らの手で閉じてしまったのは本当に残念。
殻に閉じこもるって、はたから見て苛々するものなんですね。気をつけなきゃ~(苦笑)。

※6月22日、KBCシネマ

『マイティ・ソー』 (★★★)
(2011年/アメリカ)
試写会で鑑賞。初の3Dでしたが、3Dの良さがちっとも伝わってこず、3Dメガネの重さに最後まで悩まされました。
話はまあ……何も考えずに楽しめるというか。気分的に楽です、こういう作品。で、そういう気楽な映画は好きです。
主役の クリス・ヘムズワースのマッチョな体と可愛い笑顔を楽しむ作品。

※6月23日、T・ジョイ博多

『あなたの初恋探します』 (★★★★)
(2010年/韓国)
なかなかどうして! 期待せずに見に行ったのですが、楽しめました。
三十路を迎えながらもいまいちパッとしない人生を送っている男女が、「初恋の相手を探す」なかで、自分自身を見つめなおす、というベタなストーリー。
日本の観客層も意識したネタには思わず苦笑ですが、憎めない作品です。どのキャラもいい人ばかりで、応援したくなります。
インドの映像も良かったです。いかにも「ザ・癒し」で、(自称)女子な人向けの映像でしたけど。
私は女子じゃないけど。

※6月24日、T・ジョイ博多

『至上の掟』 (★★★)
(2006年/トルコ)
「強姦された娘は家庭の名誉のために死ななければならない」
そんな掟から逃れるために村を出た少女と彼女を慕う青年のロードムービー。
深刻な問題を扱っているんですが、トルコの美しく鮮やかな景色(特に海)を背景に、爽やかな印象を残してくれました。
旅の途中で出会った大学教授のオジサンと三人での海の旅。
本当に美しいです、風景も、少女も(青年もかっこよかったし、オジサンもダンディで素敵でした)。
映画館で見たかったです。

※6月25日、男女共同参画センターアミカス

『ブラック・スワン』 (★★★★)
(2010年/アメリカ)
ナタリー・ポートマンが苦悩するバレリーナを演じたドラマ、ときどきホラー。
こちらもじっくり感想を書きたいなあと思っているんですが……。
主人公ニナと母親との関係、「色気がない」と追い詰められたニナがセックスに囚われていく様子が特に印象に残りました。
ナタリー、あっぱれでございます。

※6月29日、天神東宝

※  ※  ※

以上、6月の鑑賞記録でした。
近いうちに、今年の上半期を振り返りたいと思います。

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