福岡散歩~冬の福岡市植物園(2)(福岡市中央区)

(1)に続き、冬の福岡市植物園の花木+αをご紹介します。


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(1)はツバキ、サザンカ、ロウバイ、スイセンとこの季節を代表する花木でしたが、(2)では植物園ならではとも言える?普段あまり目にしない植物を。

まずは、ヤマウグイスカグラ。

ツバキなどを見にモデル庭園へ向かう途中に目に留まりました。1~2センチほどの赤く小さな花が可愛いです。
葉も花もほとんどなく、写真のものを含めて数輪がぽつぽつ咲いているだけでした。帰宅してから調べたところ、この木は夏に赤い実を付けるスイカズラ科の落葉低木で、花は4~5月に咲くそうです。これは狂い咲きかな?

次はフウセントウワタ。

ちょっと気味悪い形ですが…。南アフリカ原産の植物です。高さは1~2メートルくらい。花も咲くそうですが、日本では風船のように膨らむ果実が観賞の対象となるそうです(生け花などにも使われるそうです)。
果実が割れると↓のように綿が。


漢字では「風船唐綿」。「唐」というのは、ここでは中国のことではなく、「外来」の意味。調べてみたら、風船ではない「トウワタ」という植物もあって、そちらは南アメリカ産になるようです。

綿つながりで、こちらはツワブキの綿。

タンポポの綿みたいですよね。
ツワブキは昨年の秋にも植物園で見ましたが、枯れるとこのように綿となるんですね。

そして、サクラも発見。


何とも雑な写真になってしまいましたが…
コブクザクラ(子福桜)という種類の桜です。シナミザクラ系の雑種で、秋から冬にかけて、そして春、と年2回咲くそうです。
このサクラは4年前に舞鶴公園の西広場で見たことがあります(当時の記事)。秋から冬にかけて咲くサクラは、この「コブクザクラ」の他に「ジュウガツザクラ(十月桜)」、「フユザクラ(冬桜)」があるそうです。

次はこちらの木。

ヒゼンマユミです。漢字では「肥前真弓」。「肥前」という名は、長崎の諫早で発見されたことから付けられたそうです。
九州などの暖かい地に生息しているようですが、環境省の絶滅危惧種にも指定されている希少種だそうで、野生では滅多にお目にかかれない木かも。。

この不思議な形の実に惹かれて写真を撮っていると、木の上の方でカサカサと動く物体を発見。ファインダー越しに見てみると、なんとメジロでした。慌てて連続撮影に切り替え、「カシャカシャカシャァァァァァ!」とシャッターを切りました。

無我夢中で撮ったので、焦点が微妙にずれて、メジロがはっきりしないのが残念…(トップの写真は結構きれいに撮れたんですが、後ろ姿になってしまいました)。
葉に隠れていますが、真ん中よりちょっと下のあたりにもう1羽います。3~4羽くらいはこの木にとまっていました。

実はこの木を撮影する前に何度かメジロに遭遇していて、そのたびにシャッターチャンスを逃して悔しい思いをしていました。まさかこの木で遭遇するとは思ってもいなかったので、とにかく写真に収めることに必死で、焦点も画質も知ったことかあ!という感じでシャッターボタンを押してました(笑)。

ケータイやスマホで写真を撮っていた頃は、鳥など撮れるなんて全く思っておらずスルーしていたので、一眼レフのファインダーを覗いて目の前に鳥が現れた瞬間、「あ、鳥も撮れるんだ!」と感動してしまいました。
これからは、植物だけでなく動物も撮っていけたらなあと思います。

最後は柿。

少し黒ずんでいますが、この季節もまだ実はなっているんですね。
この木は植物園へと上がっていく坂道の途中にあります(ソメイヨシノが植えられているあたりです)。落葉樹の多い中、橙の実がたくさんついているので目立っていました。
行きは上りで息切れして苦しく、写真を撮る余裕がなかったので(笑)、帰りにパシャリとおさめました。

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普段見ることのない植物に出会えるのが、植物園の面白さ。また、新しいカメラで屋外撮影するのはこれで2回目ですが、撮れる範囲が広がったので写真を撮るのがとても楽しかったです。まだまだ手探り状態で、思ったようには撮れませんが、梅や桜などが街を彩る季節が楽しみです。

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