4つの日記



今年から日記を始めた話はすでに何度か書いた。
その日記のほかに、手帳にも軽く日記のようなものをつけているし、ここブログでも思いを綴り、またSNS(ツイッター)でも日々呟いている。
私にはいま、日記(のようなもの)が「4つ」ある状態だ。

1.手帳

手帳はその日の出来事や体調について軽くメモしている。1か月のカレンダーには外出の記録を記入し、映画や読書の記録もこの手帳に書いている。生理などの体調の記録もここ。
スマホでアプリを使ってもっと便利に簡単に管理できるのだろうが、私はこの手帳に自分で記録し、週や月単位の自分の行動を確認している。

2.日記

こちらは日々思ったことを書き殴っている。今年の1月から始め、毎日続けたかったがそれはあっけなく断念。ただ、たまに間があくことはあるが、現在のところ全く書けなかった月は一度もない。
お酒を飲み過ぎて意識朦朧の状態で書いた日の日記は字も大きく乱れ、まるでダイイングメッセージのようだ。ありのままの自分を吐き出せる場所になっている。
ページ数もだいぶ増えてきた。
年末にこの一冊を振り返ることはできるだろうか。

3.ブログ

映画や読書の感想、写真の記録がメイン。映画だったり、季節の花々だったり、私の記事が誰かの役に立ったり、何かのきっかけとなってくれたら……そんな思いも込めながら書いている。
が、最近はこうした話題の記事はかなり少なくなっている。映画観賞や読書はやっていないわけではないが、長文の感想を書く気力がない。写真はただ撮りに行っていないだけなので、書くための題材がそもそもない。
そして、しばらく控えていたプライベートな話をまた書き始めた。あまりにも心が苦しくなってしまって、吐き出さずにはいられなくなってしまったからだ。
吐き出すこと自体はすでに書いた(紙の)日記でもやっているのに、ここでもやりたいと思うのはなぜだろう。自分でもよくわからない。何をブログに書くか書かないかの基準も曖昧だ。

4.ツイッター

ツイッターでは気まぐれに呟いている。他の人の投稿(ツイート)を見ての感想だったり、ニュースに対する私見だとか。前述の3つの日記は「振り返り」だが、ツイッターはその時の感情をリアルタイムで吐き出す場所だ。
いまは非公開にしているので、フォローしてくださっている方しか見られない状況にあるが、そのフォロワーの中でも私の投稿を見てくださっている方は少数だろう……。

※  ※  ※

なぜ私には4つもの日記……言い換えると「居場所」が必要なのだろう。
これら4つの境界ははっきりしているようで、曖昧だ。
人はいくつもの「顔」を持っている。けれど、これらの場所で私は「顔」を使い分けているわけではない。すべて同じ顔をしている。語る内容が若干異なるだけだ。これは一体どういうことだろう。

そして、なぜこんな話を私は「ブログ」に書こうと思ったのだろうか。
このネタ自体は数日前にふっと頭に沸いたものだ。どうでもいいことなのにここに書きたくなって、今日書いてみた。この土日は大雨だったこともあり、外出はせず、家で静かに過ごしていた。おかげで今日の日中は少し元気だったのだ。「書く元気」があった。
そうして書いてはみたものの、ただの事実の羅列で、それ以上にもそれ以下にもならなかった。

まあ、「日記」とはそういうものだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA